水回りを集約し家事専用のスペースを設ける
家事動線の良い間取りの一つに挙げられるのが、水回りが集約されている間取りです。バスルームやトイレ、洗面所などの水回りをコンパクトにまとめる事で、家事を効率的に行う事ができます。ただ、ここでポイントとして押さえておく点が生活動線も十分考慮して間取りを決める事です。水回りを集約すると家族が朝の通勤・通学などの準備をする際、洗面所やトイレなどが混雑してしまう可能性があります。そのため混雑を避けるには、どこに誰がいても水回りの設備がスムーズに利用できるような間取りを考えておくと良いでしょう。
また、家計簿をつけたり洗濯物を畳んだりするなど、様々な家事が一ヶ所でできるスペースを設ける事もおすすめです。例えば生活臭がするものをそのようなスペースに置く事で、他の部屋をキレイな状態で維持する事が期待できます。尚、可能であれば家事を行うスペースは薄暗い状況を避けるようにし、採光を考慮して気持ちよく家事ができるような環境にしておきましょう。
食品や飲料などがストックできるスペースを設置する
キッチンの近くに大量の食品や飲料などがストックできるような収納スペースを設けておくと、家事動線の良い間取りになると言えるでしょう。そのような収納スペースがあれば、キッチンに関するものを一ヶ所にまとめて保管できるため、どの食品がどのくらいあるのかなどが分かりやすくなります。またストックの状況が把握しやすくなるため、余計なものを購入してしまうリスクが少なくなるというメリットがあります。
二世帯住宅には、基本的に3つのタイプがあります。1つ目は玄関から水回りまで、全てが独立した完全分離型。それとは対照的に、全て共有されている完全同居型。そのうちどれか一部だけの共有なら、部分共有型です。